@底地の取引 | |
(対象物件) | 県内某市の古くからの住宅地の事案、自宅横の工場の底地の買取 |
(相談内容) | 借地人の社長さんが初回の無料相談に来所される。 借地権の考え方、底地の考え方をアドバイス。 詳細な相談内容は記載できないが、更地価格での取引まで視野に入れることをアドバイス。 |
(対応内容) | 価格レポートで対応した。 実際には無料相談の範囲内で結論は出た。 しかし報酬は支払うとのお申し出があった。 アドバイスした内容を活字にしたペーパーを価格レポートとして納品した。 |
(結果) | アドバイスした価格よりやや高めで取引された。 |
(補足) | 丁重なお礼状を頂きました。 恐らく社長さんは当初から更地価格でも構わないと思われていたと思います。 アドバイスした内容で話し合い、結論はスンナリと出たそうです。 |
A田舎の土地取引 | |
(対象物件) | 兵庫県下、中国山地の山麓、中山間部に位置する農村集落内の事案、 自治会が購入を検討している大規模な土地 |
(相談内容) | 自治会長が初回の無料相談に来所される。 地元に住んでいるが、取引があっても「具体的な金額までは良く判らない」とのこと。 鑑定評価料を支払うには役員会に諮らねばならず、金額的にも賛同は得られないと思うとの話だった。 しかし、自治会長の立場として、後々の誹りを受けるのは忍びない。 低廉な価格で手掛かり足掛かりとなるものを・・・との相談だった。 |
(対応内容) | 価格レポートで対応、報酬は役員持ち寄りで支払われることになった。 最初に電話を受けた段階で取引が低調な地域であることは判っていた。 案の定、過去10年分の取引事案をあたっても田畑山林の事案はあったが、同一集落内の宅地の取引は無かったようだ。 周辺の似たような地域の事案を基に、目安とすべき価格帯をアドバイスした。 地縁血縁のない第三者が買いに来る地域でないことなど、取引市場の実態を説明した。 地域の核になる施設で、住民の利便に役立つなら、もっと割高で買っても何も損にはならない旨を説明した。 思っていた以上に安いとの話だった。 |
(結果) | 交渉の結果、当初の提示した価格帯の中央値の金額で取引された。 |
(補足) | 当初は交渉時にレポートを見せるつもりはなかったようです。 しかし、売主様に乞われて見せたそうです。 売主さんも「一体いくらで売って良いものなのか・・・」と思っていたとのこと、「ボロ儲けした」と思われたくなかったそうです。 |